2023年09月11日
70年代のLĐNN装備を考えよう
ベトベトマニアの1週間前に友人が会長をやっているサバゲーサークルRUSHさんの貸切に参加(お世話になりました)
パステルリーフのリプロが少し前に到着していたのでせっかくなら70年代のLĐNNの合わせをしようということになり友人2人が協力してくれました
せっかくならベトナミゼーション後(1971年以降)の想定で装備を組んでみようということに
しかし装具を着用したLĐNN隊員の写真は71年の記録映像を最後に私が調べた限りでは見つかっていません
そこで71年の記録映像と今までの隊員達の装備を参考にしています

陸軍系特殊部隊と異なり海軍のSEALチームは最後までm203が主流にならずグレネーダーはxm148を使い続けていた印象です

71年の記録映像及び73年のホンサ諸島の戦い前に撮られた隊員の写真(リンク失念)から2ポケット&エポレット付のホアズン迷彩(パステルリーフ)を着用していることが確認できたのでそれを基準に装具は至ってシンプルな感じで組んでいます
惜しむらくはラジオマンがいればよかったのですが誰も持っていなかったのでそこはおいおい揃えていく予定です
まだまだ謎だらけな部隊です・・・
パステルリーフのリプロが少し前に到着していたのでせっかくなら70年代のLĐNNの合わせをしようということになり友人2人が協力してくれました
せっかくならベトナミゼーション後(1971年以降)の想定で装備を組んでみようということに
しかし装具を着用したLĐNN隊員の写真は71年の記録映像を最後に私が調べた限りでは見つかっていません
そこで71年の記録映像と今までの隊員達の装備を参考にしています

陸軍系特殊部隊と異なり海軍のSEALチームは最後までm203が主流にならずグレネーダーはxm148を使い続けていた印象です

71年の記録映像及び73年のホンサ諸島の戦い前に撮られた隊員の写真(リンク失念)から2ポケット&エポレット付のホアズン迷彩(パステルリーフ)を着用していることが確認できたのでそれを基準に装具は至ってシンプルな感じで組んでいます
惜しむらくはラジオマンがいればよかったのですが誰も持っていなかったのでそこはおいおい揃えていく予定です
まだまだ謎だらけな部隊です・・・
2023年06月04日
LĐNNの歌
今回のブログを書くにあたってこの曲の唯一のアップロード者の孝豐闍耶跋摩氏と翻訳をしてくださったみいグループ氏には厚くお礼申し上げます

LĐNNの行進曲は本当に存在しているのかずっと僕の中で謎だったことの1つではあったのですがYoutubeではなくなんとビリビリ動画にあるのを発見しました。探してみれば意外にあるものなんですね・・
曲名は「Người Nhái HQVNCH Hành Khúc(フロッグマン行進曲)」
ベトナム語での訳だとどうしても細かい意味が分からず、最近お世話になっていたみいグループ氏に協力していただき歌詞の訳をしていただきました
『Người Nhái HQVNCH Hành Khúc』
Ai nghe danh của đoàn Hùng Binh
Khi ra đi một lòng hy sinh
Người nhái hải quân xông pha nơi nơi
Noi theo gương anh hùng liệt oanh
của Yết Kiêu Dã Tượng nêu danh
Nào có sá chi qua bao gian nguy
Bước tiến bước thề cùng một lòng
Vai chen vai là dòng Lạc Hồng
Từ ngàn xưa Người Nhái oai hùng
Bước tiến bước thề cùng một lòng
Giờ đoàn ta lập chiến công
Vai chen vai là dòng Lạc Hồng
Giờ đoàn ta lập chiến công thật
Người Nhái nước Việt Nam
Noi theo gương anh hùng lừng danh Yết Kiêu
Bao chiến thắng rền vang xa
Dư âm còn vương vấn hồn song núi
Người Nhái nước Việt Nam
Nói theo gương anh hùng lừng danh chiến đấu
Thế chiến thắng ngàn gian nguy
Bây giờ đoàn ta xung phong
Người Nhái nước Việt Nam
Noi theo gương anh hùng lừng danh chiến đấu
Thề chiến thắng ngàn gian nguy.
Bây giờ đoàn ta xung phong
<和訳>
勇敢な兵士のいる部隊のことを知っているかい?
命を捧げるために逝くときはいつも
海軍のフロッグマンが活躍するのだ
あの名高いイェウキエウのように
どうやって脅威を乗り越えようか
ただ心を1つにして進むのみだ
今まで我らは多くの勝利を収めてきた
この伝統は代々受け継がれている
千年も前からフロッグマンは英雄であった
ベトナムの国のフロッグマンなのだから
あの名高いイェウキエウのように
多くの勝利を勝ち取っている
それはベトナムの国のフロッグマンだ
さあ名高い英雄に続け!
幾千の脅威を退けよう!
今こそ我らの攻勢の時だ!
ベトナムの国のフロッグマンは
幾千の脅威を打ち負かすことを誓おう
今こそ我らが攻勢の時なのだから
歌詞にも出てきたYết Kiêuはベトナムをかつて支配していた陳朝の英雄の1人で元のベトナム侵攻時に停泊していた船にハンマーとノミみたいなもので穴を開けて数十隻もの船を1人で沈没させまくったまさに元祖フロッグマンとも呼べる人物です

見た目は完全にアクアマンで滅茶苦茶強そうです笑
参考リンク
【双语字幕/渣音质】越南共和国海军《蛙人进行曲》
陳朝英雄列伝(ベトナム語)

LĐNNの行進曲は本当に存在しているのかずっと僕の中で謎だったことの1つではあったのですがYoutubeではなくなんとビリビリ動画にあるのを発見しました。探してみれば意外にあるものなんですね・・
曲名は「Người Nhái HQVNCH Hành Khúc(フロッグマン行進曲)」
ベトナム語での訳だとどうしても細かい意味が分からず、最近お世話になっていたみいグループ氏に協力していただき歌詞の訳をしていただきました
『Người Nhái HQVNCH Hành Khúc』
Ai nghe danh của đoàn Hùng Binh
Khi ra đi một lòng hy sinh
Người nhái hải quân xông pha nơi nơi
Noi theo gương anh hùng liệt oanh
của Yết Kiêu Dã Tượng nêu danh
Nào có sá chi qua bao gian nguy
Bước tiến bước thề cùng một lòng
Vai chen vai là dòng Lạc Hồng
Từ ngàn xưa Người Nhái oai hùng
Bước tiến bước thề cùng một lòng
Giờ đoàn ta lập chiến công
Vai chen vai là dòng Lạc Hồng
Giờ đoàn ta lập chiến công thật
Người Nhái nước Việt Nam
Noi theo gương anh hùng lừng danh Yết Kiêu
Bao chiến thắng rền vang xa
Dư âm còn vương vấn hồn song núi
Người Nhái nước Việt Nam
Nói theo gương anh hùng lừng danh chiến đấu
Thế chiến thắng ngàn gian nguy
Bây giờ đoàn ta xung phong
Người Nhái nước Việt Nam
Noi theo gương anh hùng lừng danh chiến đấu
Thề chiến thắng ngàn gian nguy.
Bây giờ đoàn ta xung phong
<和訳>
勇敢な兵士のいる部隊のことを知っているかい?
命を捧げるために逝くときはいつも
海軍のフロッグマンが活躍するのだ
あの名高いイェウキエウのように
どうやって脅威を乗り越えようか
ただ心を1つにして進むのみだ
今まで我らは多くの勝利を収めてきた
この伝統は代々受け継がれている
千年も前からフロッグマンは英雄であった
ベトナムの国のフロッグマンなのだから
あの名高いイェウキエウのように
多くの勝利を勝ち取っている
それはベトナムの国のフロッグマンだ
さあ名高い英雄に続け!
幾千の脅威を退けよう!
今こそ我らの攻勢の時だ!
ベトナムの国のフロッグマンは
幾千の脅威を打ち負かすことを誓おう
今こそ我らが攻勢の時なのだから
歌詞にも出てきたYết Kiêuはベトナムをかつて支配していた陳朝の英雄の1人で元のベトナム侵攻時に停泊していた船にハンマーとノミみたいなもので穴を開けて数十隻もの船を1人で沈没させまくったまさに元祖フロッグマンとも呼べる人物です

見た目は完全にアクアマンで滅茶苦茶強そうです笑
参考リンク
【双语字幕/渣音质】越南共和国海军《蛙人进行曲》
陳朝英雄列伝(ベトナム語)
2023年03月18日
LĐNN(LDNN)装備のすゝめ
はじめに
ベトナム戦争中多くのベトナム人が米軍の部隊と共に作戦に従事していました。この例に漏れず、米海軍の特殊部隊であるNAVY SEALsの小隊にも多くのベトナム人がおり、隊員達と共に共産勢力との戦いに死力を尽くしていたのです

ベテランが書いた書籍や写真から彼らはSEAL小隊と活動していたベトナム人たちをLĐNN/海撃隊(ベトナム共和国海軍特殊部隊LĐNN内のSEALチーム)・PRU・KitCarsonスカウト・通訳(LĐNNが行う場合もあったようだが軍属の場合も)・ガイド(元共産勢力)と想像以上に細かく分けています

(Combat Corpsman in vietnamの写真から この写真からわかるようにベトナム人だからといって全員LĐNNと判断するのは早計です・・ 本当に判別が付けづらくて苦労しています)
今回はその中でも屈指のエリートであるLĐNN/海撃隊の装備について今持っている知識をフル動員して書いてみようと思います
LĐNNという部隊の歴史については森泉大河氏のブログ一番槍BLOGで非常に細かく説明していただいているのでそちらをご覧ください
→ベトナム海軍LĐNNとSEAL
装備のはなし
基本的にはライフルマン想定で大丈夫だと思います。
70年頃から急にm60をかついだベトナム人ガンナーの写真が出てきますがこれはアメリカ人SEALの撤退が決まり、減るであろう火力を補う為にライフルメインの装備からシフトしていったのではないかと私は考えています

銃:xm16e1・m16a1・xm177e2・xm148付m16(少数)・56式(超少数)
被服:タイガーストライプ・m59リーフ・パステルリーフ(69年以降によく見られる)・共和国軍OD作業服・米軍ERDL・ベオガム迷彩・ジーンズ
装具:m1956・SEALリグ(必須という訳ではもちろんありませんが意外に使用率が高いアイテムです)・バンダリア・56式弾帯(少数)・ライフプリザーバー・ジャングルファーストエイドポーチ・USNmk2ナイフ
靴:ジャングルブーツ・共和国軍キャンバスシューズ・コーラルシューズ
装備例①(UDT12所属隊員 1970年)
59リーフとSEALリグの組み合わせ
パンツの裾は基本的に出している事が多いSEAL隊員には珍しく裾にテープを巻き付けている珍しい例です。しかし装備は割とポピュラーなものですので裾だけ出していただければ形になると思います


装備例②(1970年想定)
パステルリーフとSEALリグの組み合わせ
首元に巻いている赤いスカーフは誤射防止用(全員が付けている訳ではないので必ず巻く必要はないとは思いますがLĐNNぽさというよりアメリカ人の部隊の中に混ざっているベトナム人らしさ&カッコよさの両方を出せる良いアイテムだと思います)
赤いスカーフはバンダナとして巻いたり、切れ端をブーニーに結んだりと意外に見るアイテムです



装備例③(ST1 X-ray小隊所属隊員)
今の所この隊員以外でストーナー持ちは見たことがないレベルで珍しい装備例です。
手持ちのG&Pストーナーをコマンドストックに換装したので再現してみました

装備例④(グレネーダー)
xm148付きm16を持った隊員です。今になって気づきましたが下はもしかしたらERDLかもしれません・・・
40mmグレネードバンダリアがポイントです

番外編
日本でLĐNNぽさを出すにはやはり共和国軍で使われた迷彩やキャンバスシューズ等を身にまとうのが手っ取り早いのですが国内でARVNで使われた迷彩を手に入れるのは容易ではないのでリプロメーカー(Phuoc Hung RVN Insignia・DLCH)を活用するのがお勧めです。私はDLCHを利用したのですがこちらは基本お客のサイズに合わせた服を作っていただけるのでお直しの手間が省けます笑
[参考]
LARGEST USN SEAL Photo Album In The WWW
Combat Corpsman: A Navy SEAL Medic in Vietnam Greg Mcpartlin著
Navy Seals in Vietnam War (1970) Battle Footage | Combat Footage | Vietnam Archives | Navy SEALs
ベトナム戦争中多くのベトナム人が米軍の部隊と共に作戦に従事していました。この例に漏れず、米海軍の特殊部隊であるNAVY SEALsの小隊にも多くのベトナム人がおり、隊員達と共に共産勢力との戦いに死力を尽くしていたのです

ベテランが書いた書籍や写真から彼らはSEAL小隊と活動していたベトナム人たちをLĐNN/海撃隊(ベトナム共和国海軍特殊部隊LĐNN内のSEALチーム)・PRU・KitCarsonスカウト・通訳(LĐNNが行う場合もあったようだが軍属の場合も)・ガイド(元共産勢力)と想像以上に細かく分けています

(Combat Corpsman in vietnamの写真から この写真からわかるようにベトナム人だからといって全員LĐNNと判断するのは早計です・・ 本当に判別が付けづらくて苦労しています)
今回はその中でも屈指のエリートであるLĐNN/海撃隊の装備について今持っている知識をフル動員して書いてみようと思います
LĐNNという部隊の歴史については森泉大河氏のブログ一番槍BLOGで非常に細かく説明していただいているのでそちらをご覧ください
→ベトナム海軍LĐNNとSEAL
装備のはなし
基本的にはライフルマン想定で大丈夫だと思います。
70年頃から急にm60をかついだベトナム人ガンナーの写真が出てきますがこれはアメリカ人SEALの撤退が決まり、減るであろう火力を補う為にライフルメインの装備からシフトしていったのではないかと私は考えています

銃:xm16e1・m16a1・xm177e2・xm148付m16(少数)・56式(超少数)
被服:タイガーストライプ・m59リーフ・パステルリーフ(69年以降によく見られる)・共和国軍OD作業服・米軍ERDL・ベオガム迷彩・ジーンズ
装具:m1956・SEALリグ(必須という訳ではもちろんありませんが意外に使用率が高いアイテムです)・バンダリア・56式弾帯(少数)・ライフプリザーバー・ジャングルファーストエイドポーチ・USNmk2ナイフ
靴:ジャングルブーツ・共和国軍キャンバスシューズ・コーラルシューズ
装備例①(UDT12所属隊員 1970年)
59リーフとSEALリグの組み合わせ
パンツの裾は基本的に出している事が多いSEAL隊員には珍しく裾にテープを巻き付けている珍しい例です。しかし装備は割とポピュラーなものですので裾だけ出していただければ形になると思います


装備例②(1970年想定)
パステルリーフとSEALリグの組み合わせ
首元に巻いている赤いスカーフは誤射防止用(全員が付けている訳ではないので必ず巻く必要はないとは思いますがLĐNNぽさというよりアメリカ人の部隊の中に混ざっているベトナム人らしさ&カッコよさの両方を出せる良いアイテムだと思います)
赤いスカーフはバンダナとして巻いたり、切れ端をブーニーに結んだりと意外に見るアイテムです



装備例③(ST1 X-ray小隊所属隊員)
今の所この隊員以外でストーナー持ちは見たことがないレベルで珍しい装備例です。
手持ちのG&Pストーナーをコマンドストックに換装したので再現してみました

装備例④(グレネーダー)
xm148付きm16を持った隊員です。今になって気づきましたが下はもしかしたらERDLかもしれません・・・
40mmグレネードバンダリアがポイントです

番外編
日本でLĐNNぽさを出すにはやはり共和国軍で使われた迷彩やキャンバスシューズ等を身にまとうのが手っ取り早いのですが国内でARVNで使われた迷彩を手に入れるのは容易ではないのでリプロメーカー(Phuoc Hung RVN Insignia・DLCH)を活用するのがお勧めです。私はDLCHを利用したのですがこちらは基本お客のサイズに合わせた服を作っていただけるのでお直しの手間が省けます笑
[参考]
LARGEST USN SEAL Photo Album In The WWW
Combat Corpsman: A Navy SEAL Medic in Vietnam Greg Mcpartlin著
Navy Seals in Vietnam War (1970) Battle Footage | Combat Footage | Vietnam Archives | Navy SEALs
2022年10月02日
ベトベトマニア2022 vol13 参戦記

(いつものメンツで1枚 左からハンバーグ氏・DAO氏・自分・ザキマン氏)
DAY1

前夜祭はRED VIPERの隊長KOMON氏に作っていただいたSEAL TEAM2常勤服+neo-NAM氏製LDNNハンガーパッチで歩き回っていました(左腕に輝くTEAM2のパッチが最高ですね)

DAY2

DJvietnam氏と 2人並ぶと改めてパステルリーフの何とも言えないパターンの良さに気付かされます

カメラマンさんに撮って頂いた写真。今回は越境してブッシュを進む機会が多かったのでこのような雰囲気最高の写真が撮れました

参加された皆様お疲れ様でした!次は1973年のヨ・ツカイドーでお会いしましょう
2022年01月08日
Greg Mcpartlin列伝①
記念すべき第一回目の記事は私のバイブルでもある『Combat Corpsman』の著者Greg Mcpartlin氏(以下グレッグ)について著書とネット記事から要約しました。
特殊部隊の隊員達は非凡なエピソードを携えた方々が多く見受けられますが彼もコーマンになるべくしてなったと言っても過言ではないエピソードを沢山持っておられる方でした笑
出典:『Combat Corpsman』&Greg McPartlin (1949-2018)
特殊部隊の隊員達は非凡なエピソードを携えた方々が多く見受けられますが彼もコーマンになるべくしてなったと言っても過言ではないエピソードを沢山持っておられる方でした笑
出典:『Combat Corpsman』&Greg McPartlin (1949-2018)
1949年に生を受けたグレッグは祖父はダコタ州初の白人医師、祖母は看護師という事もあってか小さな頃から「死」や「病気」といったものに触れる機会が多くあり、14歳で高校に入学する頃には赤十字の上級救急法の資格を獲得、週末には救急車の添乗員として働いていた(!)。
16歳の頃には救急車のドライバーとして勤務しており高校の駐車場に自分の救急車を止め、急患が出ればテスト中でも飛び出していくという青年時代を送っていたのだ。
高校卒業後海兵隊のパイロットの兄を誇りに思っていたグレッグは徴兵される位ならと自分から海兵隊のリクルートオフィスの扉を叩き、その後Corpsmanとなるべく海軍病院で訓練コースを終えた彼はそのまま第3海兵武装偵察隊に配属(ベトナム戦争の戦局が悪化していたとはいえいきなりフォースリーコンに配属される辺りグレッグ氏がいかに優秀だったかが分かります)され1968年初頭に一回目のベトナムツアーに参加したのである。


高校卒業後海兵隊のパイロットの兄を誇りに思っていたグレッグは徴兵される位ならと自分から海兵隊のリクルートオフィスの扉を叩き、その後Corpsmanとなるべく海軍病院で訓練コースを終えた彼はそのまま第3海兵武装偵察隊に配属(ベトナム戦争の戦局が悪化していたとはいえいきなりフォースリーコンに配属される辺りグレッグ氏がいかに優秀だったかが分かります)され1968年初頭に一回目のベトナムツアーに参加したのである。

▲1970年代頃の第3偵察隊
配属と同じくして勃発したテト攻勢でグレッグはベトナムでの訓練のほとんどを死体袋に死体を詰める作業やタグを付ける作業で終えた。そして彼はこのテト攻勢の間同期として卒業した3人の内2人の死体を自らの手で死体袋に詰め、祖国に送り返した。その後彼の小隊は死傷率の高さから戦闘続行不可能となり、アメリカに帰国することになった。ベトナムでの経験はグレッグの海兵隊に対する理想を破壊し、マリーンとは違うどこか別の場所(部隊)で国家に奉じる事を望ませた。そして彼はチーフCorpsmanから紹介されたNavySEALsの入隊テストを受ける事になったのである・・・
②に続く

▲Greg Mcpartlin氏(THE CORONAD TIMESから)
2022年01月08日
ご挨拶
みなさんこんにちは。ブログ開設してから何も記事を投稿しないで1か月以上経過してしまったさぼてんです。
ベトナム戦争期のNavy SEALs装備の世界に足を踏み入れたのは2020年から、ブログのタイトルにもしているCorpsman装備を本格的に勉強し始めたのは2021年の9月からとまだまだFNGなので装備の先輩方から色々と学びながら頑張っています
基本的にこのブログでは私がCorpsman装備に興味を持つきっかけとなったSEALベテランGreg McPartlin氏(1949~2018)の『Combat Corpsman: A Navy SEAL Medic in Vietnam』の内容からわかるベトナム戦争期のNavy SEALsのCorpsmanについてやイベント参加記etc・・を残していこうと思っています

Posted by さぼてん at
15:02
│Comments(0)